Lab-Cafe Story 004 – 異分野学生との出会いの場 -

 

LAに滞在する間、UCLAの学生であった迫くんの家に泊めてもらいました。迫くんの家は、3人のシェアハウスで、彼の部屋はキッチンとつながったリビングルームで部屋の仕切りはカーテンだったと思います。当時はそれが衝撃で、そもそもシェアハウスが衝撃で、こんなのもありなんだなぁと随分視野が広がった気がします。パリに半月くらい滞在した時も、地元の学生の部屋におじゃましたんですが、それもシェアハウスでした。どちらも大都市で、家賃が高いので学生はシェアして住むんですね。この辺りの体験が、後の本郷における書生プロジェクトにつながったことは間違いありません。

 

滞在中は、確かゴールデンウィーク直前くらいの時期で、普通に授業があるわけです。アメリカで家に放置されると行動もできないので、一緒に大学に出発するわけです。迫くんは授業、杉本は図書館にぶち込んでもらってそこで参加した学会の報告作業や原稿などを書いていました。夕方には一旦飯を食いながら帰宅するんですが、帰宅後に勉強していると眠くなってくるんですね。特に迫くんはリーディング課題の本を読んでいて、すごい眠くなる。それで夜10時とかに車で家を出発して、近くのカフェに勉強しに行ったんですが、まず驚いたのはいっぱい学生がいるんです、それも知り合いが何人もいる。あ、すでに知り合いがいたのは、学会が終わってLAへの移動に迫くんにお迎えにロングビーチまで来てもらったんですが、その日の午後は近くのビーチで西海岸の大学に留学する日本人留学生会の大学対抗運動会があって、それを見学して、更に記念撮影係までやったこともあって何人かとすでに仲良くなっていたという事情があります。知り合いとは挨拶して、初めてあった人には軽くお互い自己紹介をすると、「俺はxxxx専攻」「私はoooooo専攻」というようにいろんな専門の学生と出会えました。なんも待ち合わせもしてないのに、異分野の学生と交流できる、これが最高の感覚で衝撃でした。なぜ、これが我が本郷にないのか。実は、日本人留学生同士だから異分野でも交流が濃いとか、日本人はネイティブに比べて英語の本を読むのが遅く、更に眠くもなるので集まり安かったという事情もありますが、でも日常として異分野の学生と交流できている様子は私の頭にしっかり刻まれたのです。

 

この後ハワイで、今は大阪府立大学で教員の南部さんと合流し、南部さんの指導教官とともにすばる望遠鏡の見学に行った後に帰国したんですが、このすばる望遠鏡に行く途中の研究者村でビリヤードをしたのが、OpenPool ( http://openpool.cc )を思いつくきっかけになるのです。この2007年は間違い無くターニングポイントだったんだなと今振り返って思います。

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Literati Cafe@LA にOpenPoolのSxSW遠征のトランジットで訪れた。2013年3月